47曲目 アメジスト

歌:HANA star. 茅野愛衣
作詞:ARCHITECT
作曲:ARCHITECT
編曲:ARCHITECT
リリース:なし(「キャプテン・アース」BD第1巻初回版特典CDに収録)
こんな曲

 47曲目は茅野愛衣さんのアメジストです。star.はstarringの略だと思うので、訳すと「茅野愛衣演じるHANA(夢塔ハナ)」要するにキャラソンです。この曲は2014年に放送されたアニメ「キャプテン・アース」の第1クールED主題歌として放送された曲です。アニメ本編については(平日3時枠という立地条件の悪さもあり)それほど記憶に残っていないのですが、この曲だけははっきり覚えています。茅野さんのささやくような歌、そして謎めいたこの曲の作者。ARCHITECTというおそらく覆面名義と思われるクレジットで、放送当時ARCHITECTというのが誰なのか結構マジで調べて、結局謎でした。歌手のインタビューとかまで調べて結局「若い男性」くらいしか情報が無かった気がする。Amazonの別作品の紹介文にて「キャプテン・アースのED曲を作曲した堀江晶太氏」という記述があることから、ARCHITECTは堀江晶太さんのことらしい…のですが、誰が書いたのか分からない紹介だしなんかはっきりしない情報だな…。まあ、堀江さんってきれいなメロディの曲書くし、これの作者というのは理解できる

 もう一つこの曲が特殊な点として、入手が非常に困難ということがあります。俺も実は持ってない。この曲は主題歌でありながら単体として発売されることなく、BDの初回限定版に特典CDとして付属していたのです。まあ、極まれにそういうアニメも存在はするのですが、この年1曲出るかどうかのレベルの名曲を、8000円近く出してBD買わないと聞けないというのはもったいない。特にこの曲は2番以降を聞くとさらに好きになる曲です

 という流れで曲的なところに行くと、この曲は茅野さんのふわっとした声とそれに反して速いBPMが印象的な曲です。楽器はストリングス、ピアノ、ギターがそれぞれ目立っていて、ソロ部分ではその順番にリレーしています。1番は通常のJ-POPフォーマットで進むのですが、2番はAメロが終わった後先述のソロが始まるという変わった流れ、そしてBメロが終わった後はもう落ちサビ→楽器入りサビ→半音上がって大サビというベッタベタな展開をしていきます。正直こんな効果的に半音上げ大サビが使われた例があるだろうか。この時代J-POPが多様化を進めていって、こういうベタなJ-POPといえばアニメソングみたいになっていた印象でした。俺がアニメソングに行ったのも真面目にそういうところがあり、なので俺はいわゆる「アニソン」みたいな曲よりもこういう曲の方が好きだったりするのです。ということで今日はこの辺にしておきましょう

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