たまにあたしは まねして ギターをかかえて
C7を押さえるあなたの指 思い出そうとする
GO!GO!7188「C7」
今日のテーマはコードです。コードというと電線のコード(cord)、暗号のコード(code)といろいろなものがありますが、今回はそれらではありません。chordです。日本語で言うと和音、コード進行などとも言う、いわゆる音楽のコードです。では始めましょう
和音とは。ここではそれほど詳しく説明することはしませんが、要は音を一気に出すことです(いくらなんでもその説明は雑すぎると思うけど)例えば、ピアノでドミソを同時に出すとそれは「C」という和音となります。同様にソシレを同時に出すと「G」となります。分かりましたか?ではそれを順番にC→G→Cの順番で出しましょう。ジャーンジャーンジャーン。と、これが音楽の授業の最初の奴ですね
全然分からない。起立→礼→着席のこと?まあ、そういうコード(和音)をC→G→Cのように順番に出す、その流れのことをコード進行といい、耳触りのいい流れというものはある程度パターンがあるのです。例えば、パッヘルベル作曲による「カノン」で使用された「D→A→Bm→F#m→G→D→Em/G→A」という流れは俗にカノン進行と呼ばれ多くの楽曲で使用されています。ちなみにパッヘルベルのカノンは小学校の卒業式のBGMで流れていました
よく覚えてるね。さて、今日取り上げるコード進行はずっと前にいつか取り上げたいと言っていた「ライン・クリシェ」です。クリシェというのは、同じコードを鳴らし続けながら一部だけを変えるという進行を指します。その中で1音だけ変えるのがライン・クリシェです(1つの音が変わっていくから線(ライン)なのですね)
例を挙げてみると、エレファントカシマシの「今宵の月のように」のAメロ、夕暮れ過ぎてきらめく町の灯りはの部分。Gというコードを出しながら一部だけがG→F#→Fと半音ずつ下がっていってますね。この曲を聞いたら感じるとおり彼らには珍しい?きれいな流れです。叙情的なね。また、Fになる部分「53秒の〜きらめく」の辺り、本来Fはこの調では使われない音で、イレギュラーな存在です。半音ずつ進行するのでこのような音が出てしまうのですが、この音が出てくる場面でちょっときゅんきゅんしませんか。普段知ってる子の意外な面を見てしまったような
ちょっと言ってることが分からない。ライン・クリシェを用いた曲というとそれこそたくさんありますが、個人的に好きなのだと、同じAメロで使っているのがL'Arc-en-Cielの「Pieces」、これもAのコードで1音だけが「A→G#→G」と進みます。でGできゅんきゅんする(もういいよそれ)JUDY AND MARYの「Over Drive」ではサビの一番いいところで使われています。Gを鳴らしながら「G→F#→F」。こことか最高にきゅんきゅんするじゃないですか
ということで、最終的に何が言いたいかというとライン・クリシェはきゅんきゅんするってこと(何が言いたかったんだよそれ)さて、これだけ語りましたが俺は別に音楽理論について教育を受けたわけでもなく、教科書はオリコンみたいな人間だったのでこの内容の正確性は微妙です。でも、好きな曲の「なにが好きなのか」が分かるのは結構楽しいかもしれませんよ。けっこーけっこー楽しいねって。ではまた!
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