「いやな機械」
鳴がぼくの手もとを見ながら、うんざりしたように眉をひそめた。
「どこにいてもつながって、つかまっちゃうのね」
綾辻行人「Another」
40回目です。おお!素晴らしい。不惑ですね。このサイトは相変わらずふわふわしてるけどね。不惑と掛かってる(掛かってないよ)今日のテーマは携帯電話です。理由は今日来たウォークマンが今持っている携帯よりでかくてなんか「小さなお姉ちゃんに大きな妹」って感じだからです。ほう。全然分からない。全然分からないけどそれでいいの?
携帯電話との出会いは2001年1月のことです。新世紀。ちょうど電話代も自分で払えるようになってきた頃です。もう周りの子たちも大概携帯は持っているくらいのタイミングになったので、どちらかというと遅れての参入でした。当時周りは今や懐かしのJ-PHONEが主流だったのですが、auが学割という基本料半額のキャンペーンをぶち上げて、それに釣られてauにしたのでした
それが1台目。東芝のC310T。カラー液晶が売りとか時代感じまくりなのですが、まあそれもそれ。カメラもなく、なんか接続するタイプのカメラを借りて遊んでいた記憶があります。特筆すべき機能としては、3和音の着メロが無限に自作できるという機能があり、当時耳コピというあまり役に立たない趣味を持っていた俺は、それを使って流行曲からサザエさんBGMまで無限に着メロにして喜んでいたのでした
2台目。京セラのA1013K。カメラだ!わー!あと2つ折り!カメラに蓋があるという誰得仕様となっています。当時携帯のカメラが問題になっていたこともあるのでしょうか。ただこの蓋を開けるだけで即カメラが起動というのは割と使いやすかった。京セラらしく別段凄い機能はない地味な子ですが、これをなぜか4年近く使い続けることになります。最高記録。地味なタイプが好きなのかい
3台目。Panasonicに吸収された三洋電機のA5522SA。この頃にはauはWINという当時次世代の携帯にシフトしており、新機種はほとんどそれだったのですが、なぜかそれを蹴ってこれにしたのでした。そのためこれは2台目に輪を掛けて地味な奴です。地味なタイプが好きなんだね。確か1.6cmとauではかなりの薄さを誇る物でした。Wikipediaによると重さも軽いらしい
4台目。au側から「頼むからWINにして」って言われたので変えたのがソニーエリクソンのreという物です。これも別段特筆すべき機能はない(どんだけ地味なの好きなんだよ)唯一と言っていい珍しい機能が外装を全て変えるというもの。使ってないんですけどね!au的にはその機能を「フルチェンケータイ」と名付けたそうなのですが、フルチェンって…女子中学生になんてこと言わすんだよ。しかし今でもこいつは目覚ましのアラームとして使い倒されています
そして現行の5台目。12年で5台っていうのはどのくらいのペースなんだろうか。そして現在のがIS05となります。スマートフォンだ!これは当時女性向けを狙ったと思われる(自分撮り機能とかあるし)3.4型と小さなスマートフォンです。その割には当時としては高スペックを持ち、ちっちゃくてかわいいのによく動く!凄い!と、もうこれしかないくらいの勢いで初のスマートフォンにしたのです
で、かわいいかわいいって言いながら使ってたらずいぶんこれも時代遅れになってしまいました。世の中は4インチだ5インチだ、ついにはウォークマンの方が液晶がでかいという時代です。しかし俺はIS05ちゃんを忘れない(忘れないどころかまだ使ってるよ)ではまた!
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